2012-03-22 第180回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
日米同盟関係にとっては自衛隊の役割分担能力を高めることが最も重要だからです。 残念ながら、世界において日本の存在感は確実に薄くなりつつあります。かつて世界の一七%あった日本のGDPは今は七%になり、一人当たり国民所得の順位も大幅に後退しました。産業の競争力も減じました。国際秩序を形成する過程での日本の発言力も下がってきました。
日米同盟関係にとっては自衛隊の役割分担能力を高めることが最も重要だからです。 残念ながら、世界において日本の存在感は確実に薄くなりつつあります。かつて世界の一七%あった日本のGDPは今は七%になり、一人当たり国民所得の順位も大幅に後退しました。産業の競争力も減じました。国際秩序を形成する過程での日本の発言力も下がってきました。
我が国が今後なすべきは、役割分担能力の拡大と、それを実効性あるものにするための防衛基盤の整備だと思うんですね。法的な基盤の整備もそれに含まれるというふうに思いますが、そういう意味でいうと、PKO法の改正を今政府は検討しているようですが、これもその一環だと思いますね。この間、三原則の見直しもやっていただいた。我々は一般法というものを既に提出している。
復興構想会議のいろんな考え方その他あるもので、私自身、答えは要りませんけれども、今回くらいの震災で、地方自治の在り方、市町村、国、都道府県の役割分担、能力の問題、そういったものをどうしたらいいのかというのは、これは関係者には極めて深刻な問題点を突き付けているというふうに考えております。
現在、今申し上げましたような変革と再編成という問題、第二段階の問題として取り組んでいるところでございまして、いわゆる自衛隊と米軍の役割分担能力等について、あるいはインターオペラビリティーについて議論をしているところでございますし、また米軍の施設・区域の問題も同時に議論している、こういう段階でございます。